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2016.11.21pickup

【集いの食卓】古来種野菜イベント
 <11月20日(日)〜23日(水・祝)> 

昨日の古来種野菜のワークショップのご報告。

講師はwarmerwarmerの高橋一也さんです。
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高橋さんはもとは料理人。かのレストランキハチで活躍中に有機野菜に出会い、

その後、自然食品小売業や有機野菜ビジネスに関わり2011年に独立。

warmerwarmerをスタートさせます。

高橋さんが扱うのは在来種や古来種と呼ばれる昔ながらの土着の野菜。

一方、私たちが普段食べている野菜は、F1種と呼ばれる人工交配された種からつくられたもので、

流通しやすいよう形や収穫時期がほぼ決まった状態で収穫を約束されています。

そして種を収穫しても同じ野菜には育たないので、毎年種を買わなければなりません。
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古来種は流通にしくく、効率が悪いため次第に栽培されなくなったものですが、

種をとればまた同じように花が咲き、同じように収穫できます。

このような昔ながらの野菜のなかには、京野菜をはじめ

各地にブランド野菜はありますが、高橋さんが扱うのは、それとも異なる

昔から地域の人が細々と育て種を取り、育ててきた野菜。

一般には流通されることのない絶滅寸前ともいえる品種が中心です。
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起業されるきっかけとなったのがあの震災でした。

2011年3月、おつきあいのあった福島の農家が震災とのちの原発被害で

代々引き継いできた畑はもちろん、種を失いました。その補償をしてもらおうと

東電にかけあうも「たかが種。種なんて買えばすむもの」とあしらわれてしまう。

古来種野菜は種もほとんど流通しておらず、種を失うということは

その野菜を二度と作れないということ。脈々と引き継がれてきた種を失う悔しさ、

喪失感は、種を大切に守ってきた人にとっては測り知れないほど深いのに、

種のことを知らない人にはまったく、理解されないものだったのです。

そして「種を守るために、古来種のおいしさを知ってもらわなければ」と

高橋さんはwarmerwarmerを始めたのです。
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なにより、昔から土地の風や土、水に育まれてきた野菜には

本来の力強い香りや個性的な形、おいしさが備わっています。

ワークショップではお話しをしながら、高橋さんみずから切ったり

焼いたりと調理してくださった野菜を、そのまま試食!

料理教室さながらの素早い手つきで

次々に野菜を調理してくださるのは、さすが元料理人!

なにより、それぞれの野菜のおいしかったこと!

「忙しい人にこそ古来種野菜を食べて欲しいんです。

シンプルな調理法で十分おいしくいただける。味付けがシンプルでいいから

余計な調味料も不要で、キッチンもシンプルになっていいですよ」と高橋さん。
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古来種はおいしい!という熱い思いで生産者と消費者をつなぐ役割を

果たす高橋さんのお話しには興味深い言葉がちりばめられていました。

たとえば会社を立ち上げる際、誰もが反対するなか

「社会はこうしたいと思う人がつくっていいんだよ。

社会の枠にとらわれずに自分が思うことをやってみたらいい」と

背中を押してくれた人がいたこと。
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本来、自然と人をつなげるものが〝農〟。

それが産業化して〝農業〟となってしまった。

産業化した野菜(F1種)は商品になってしまい、

自然から生まれた〝食べもの〟という意味から離れてしまった。

古来種が、流通や効率優先の社会のなかで淘汰されたように

人間の社会も同じことが起こっている。

生産性でしか評価できない社会に未来はあるのだろうか、、、など

熱い思いに突き動かされた人の言葉は、こんなにも心に響き、

社会や人を少しずつ変える力があると気付かされました。

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今週にははじめての著書『古来種野菜を食べてください』が発売されるそうです→⭐︎

野菜の販売は23日まで。

ぜひ個性豊かな力強い野菜を味わってみてください。

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