初日!大迫友紀(ガラス)×中村友美(金工)展
日付変わって昨日になりましたが、大迫友紀さん(ガラス)と中村友美さん(金工)による「きらめく冬に」展がはじまりました!さっそく金工の中村友美さんが奈良からはるばる在店。
鍛金=金属を叩いて成型すると聞くと、ハンマーのごとく金槌を振りかざすマッチョな人物を想像しますが、中村さんはそんな力仕事をされていると想像できないほど華奢で可憐。これまでも作品をご紹介させていただいていますが今回が初来店です。
中村さんは武蔵野美術大学でインテリアデザインを学ばれた後、衛生陶器メーカーに就職してキッチンやバスルームのデザインを手がけます。「でもプロダクトとして制約が多く、デザイナーとしてやりがいを感じられなくて」。勤務したのは伝統的な陶芸の産地。ものづくりの人との出会いを通して、暮らしと仕事が直結した生き方に開眼します。さらに金工をライフワークにしたいと退職し、都内でインテリアデザイン事務所につとめながら金工を学ぶ二足のわらじ生活を開始。金工作家から手法を学びながら、独学で作家活動をはじめます。
ご主人の仕事の都合で奈良を拠点に変えて3年、すでに作家として幅広くご活躍されています。「金工をはじめたのは、欲しいと思う薬缶がなかったから」という中村さんを、新作の1ℓサイズの薬缶とともに記念撮影。「シンプルでフォルムの美しい道具を」とつくりはじめた薬缶は今、海外でも引っ張りだこなのだそう。実は、中村さんとは 4年ほど前、インテリアデザイン事務所時代にお会いしていました。勤務されていたセキデザインスタジオは、かつて自宅のリノベーションを依頼した事務所。まさか数年前にお会いした彼女が、こんな立派な作家さんとして活躍しているなど想像できませんでしたが、ご縁は偶然のようで必然という気がします。目をみはるばかりの躍進を遂げる彼女の、さらなる活躍に期待! 薬缶のほかさじやトレイ、カトラリーなど揃っていますので、ぜひご覧くださいね。
*はじめてcopseにご来店の方は西武池袋線大泉学園駅からの道のりブログをご参照ください→● 車でおこしの方は近くのUR団地パークサイド石神井の5号棟付近に8台分のコインパーキングがあります→☆