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2012.09.23

お茶碗展スタート

お茶碗展がはじまりました。ところ狭しと並んだお茶碗を一つひとつ手に取ってくださる方が多いですね。自分の身体にぴったり合う洋服を探すように、てのひらで確かめながら時間をかけて吟味されている感じ。食べるゴハンの量とも相談しながら、お茶碗は自分の身体の測る存在なのかもしれません。ヨシタ手工業デザイン室の「ふーわん」「くーわん」はまさにそんな存在。プロダクトデザイナーの吉田守孝さんがコド•モノ•コトのためにデザインした大中小3種類のお椀と茶碗は、子どもから大人まで成長に合わせて使え、親子でも楽しめる器です。野村亜矢さん高台が三角!になった茶碗も、手のひらにぴったりとなじむカタチが好評いただいています。三角、五角といった奇数の形状は手になじむと以前聞いた話を思い出しましたが納得した次第。お茶碗だけにしておくのはもったいないフォルム感も魅力です。昨日は秋谷茂郎さんの器づくりを行いました。少し涼しくなったテラスでレクチャーの後、好みの土を選んで器づくりがスタート。数時間後、素晴らしい作品が完成!なかでも、お刺身を盛りたい!とつくられた、Tさんの板皿には感動しました。来月の窯出しが楽しみです!秋谷さん、ありがとうございました。

夜はcopseスタッフでお疲れさま&歓迎会、ついでにプレお誕生日会。いつもながらお菓子担当しのぶさんのアイディア満載の可愛いバースデイケーキでお祝いしていただきました。* 雨の日曜ですが、今日の日曜カフェは新米おにぎり定食をご用意してお待ちしています。

2012.09.20

お茶碗続々到着!

「おいしいゴハンのためならば」展に合わせて、作家さんや窯元から続々作品が到着! まずトップにご紹介したいのが愛知•瀬戸市の野口 淳さん。「シンプルなご飯という素材に似合う、素朴にして洗練された器」というイメージを求め、今回初めてお願いしましたが、予想以上に素晴らしい、土味のするさまざまな器を送ってくださいました。これまた初となる砥部 中田窯からは染め付けの茶碗や大小の蕎麦猪口がどっさり!鱗や市松、十草といった文様は伝統柄ですが、骨董のような味わいと現代に通じるモダンさの両方を兼ね備えて、時代を超えた普遍の美しさが宿っている気がします。4月の「はるがきた」展にもご協力いただいた野村亜矢さんからは、三角おにぎりを思わせるお茶碗や小どんぶりが到着。手びねり独特のフォルム感があり、異なる色彩や柄ゆきは、手に取って眺めるだけでも楽しいです。信楽の八木橋 昇さんは黒釉、粉引、飴釉など、さすが〜とため息が出るほどバリエーション豊か。写真は三島手の親子茶碗。高麗茶碗の写しを子ども用につくるとは、なんて粋で可愛く、贅沢なんてしょう! 夏に訪れた安永正臣さんからは土器を思わせる野趣あふれる手びねりの器や、美しい白磁の器が。あの大きな薪窯で焼かれたのだと、稲穂が揺れていた伊賀の地を思い出しました。

このほか「ヨシタ手工業デザイン室」や秋谷茂郎さんの器のことはまた明日! あれもこれも素敵なお茶碗ばかりで、「十人十色」もとい「一人十色」となりそうなほど。一点モノも多数あり、ぜひお早めにおでかけください!

2012.09.01

9月はお茶碗展

スコールのような雨で今朝、目が覚めました。今日から9月。まだまだ暑いですが、季節の移り変わりを感じます。地方では稲刈りがはじまっているようですね。新米が届く季節にあわせて9月20日(木曜)〜30日(日曜)に「おいしいゴハンのためならば〜十人十色の茶碗展」を開催します。自分にぴったり一客を見つけてもらおうというこの企画。あらためて、ゴハンに合うお茶碗ってなんだろう? と考えたら、持ちやすくて、使い飽きないデザインであること。シンプルなゴハンという素材をおいしく際立たせてくれる力強さを備えていること……といった茶碗像が浮かびました。今までにない存在感のある器が欲しい!と向かったのが、伊賀上野の安永正臣さん。黄金色に稲穂が揺れる山間の工房には、背が高くても窯詰めしやすいようにと、ピザ窯を大きくしたような窯から自作して、白磁や焼き締めの器をつくっています。炎にゆだねた器は、力強く存在感があり、ひとつひとつ異なる表情も魅力です。このほか、瀬戸の陶芸家•野口 淳さんもcopse初登場。デイリーに使いたい砥部焼窯元、中田窯の染め付け、柳宗理デザイン研究所を経て独立されたヨシタ手工業デザイン室のくーわん+ふーわんと、幅広いお茶碗が揃う予定です。自分の手にしっかりなじむ一客を見つけてください。陶芸家•秋谷茂郎さんと器づくりや、共同保育所ごたごた荘の料理人•上野麻子さんの料理講座などワークショップも開催。

<おいしいゴハンのためならば〜十人十色の茶碗選び〜>

  • 開催期間/9月20日(木曜)〜30日(日曜)*期間中無休
  • 出品作家/秋谷茂郎、砥部 中田窯、野口 淳、野村亜矢、八木橋 昇、安永正臣、ヨシタ手工芸デザイン室(敬称略)

ワークショップ

  • 9月22日(土曜)「陶芸家•秋谷茂郎さんと器づくり」参加費4500円 12時〜/14時〜 定員各4名
  • 10月2日(火曜)「料理人•上野麻子さんの重ね煮でつくる一汁一菜」 参加費2500円 11時〜 定員6名

*copseのスタッフ募集は締め切りました。多数のご応募をいただきありがとうございました。

2012.04.14

野村亜矢さんの花器

今回の企画展で初めてご登場いただいた陶芸家の野村亜矢さん。愛知県安城市の工房にうかがったときの話は以前に書きましたが、草花作家の雨宮ゆかさんの「どんな花も引き立ててくれる」とお墨付きもあり、ぜひご紹介したいと思ったのでした。驚かされたのは本当に生けやすいということ。花留めが器と一体にデザインされていて、差し込むだけで生けられ、深さがあるので安定感も抜群。大きさのある器は取り外し可能の花留めを付け、外せば食器としてテーブルで活躍します。存在感のあるフォルムやテクスチュアが素晴らしいだけでなくは、簡単かつ美しく飾るところまで考えられて作陶された、花を飾る楽しみを教えてくれる器です。我が家ではお気に入りのチェストの上が定位置ですが、未だ花を生けたことはなく。静かに存在感を放っています。

2012.04.06

「春がきた」展はじまりました。

桜も日ごとにほころんで、満開近くなりました。今日は近くの小学校の入学式。晴れ晴れとした親子を見送りながら、背筋が伸びる思いがしました。

本格的な春の到来とともに、きのうから「春がきた」展もスタート。きのうは朝から草花研究家の雨宮ゆかさんが来店して花を生けてくださいました。楚々とした野の花が彩る店内は、さながら小さな野原のよう。石ころのような風合いを帯びた野村亜矢さんの器は、雨宮さんの生ける野の花とも相性抜群。

中坊優香さんは桜色や瑠璃色、アクセントに色を差したものなどフォルム感のあるピッチャーを中心に、星耕硝子の伊藤嘉輝さんからは、水泡が美しいキューブ状のガラス器、八木橋昇さんや秋谷茂郎さんのブルーや粉引の花器など、さまざまな器と花のコラボレーションを楽しんでいただけます。

壁を彩るやまさきさんのアートや、ひびくらさんの布ものなど、にぎやかな展示をぜひ楽しんでいただけると幸いです。お花見日和になりそうな週末。日曜カフェは豆腐の具沢山キッシュ、白ごまパン、菜の花とじゃこのショートパスタ、切り干し大根とひよこ豆のトマト煮、ピクルスのランチをご用意する予定です(750円)。テイクアウトも可能なので、お花見ランチにもぴったり(予約可能)。お花見ついでにぜひ春爛漫のcopseにお立ち寄りくださいね。

2012.03.30

「春がきた」展

なかなか来ない……と足踏みしがちだった今年の春。ようやく木々が芽吹きはじめ、春の訪れを感じられるようになりました。気がつけば来週からは4月です。4月5日(木曜)〜15日(日曜)は「春がきた」展を開催します。会期直前ではありますが、ようやくDMも完成。これまでにないイラストをメインにしたDMは、企画展にも参加していただくやまさき薫さんに製作していただいたもの。ざらっとした質感の紙にシルクスクリーンに似た“リソグラフ”で印刷した風合いの魅力を、PCの画面上で伝わらないのがなんとも残念です。しかも今年から、企画展のご案内をメールで配信しており……楽しみにしていただいている方には申し訳ありません。当日はやまさきさんのアートやポストカードも販売する予定なので、ぜひ現物を楽しみにいらしてくださいませ!企画展のメインとなるのが、陶芸家やガラスの作家さんにつくっていただいた花器。先日、今回初出展してくださる陶芸家の野村亜矢さんの工房におじゃましてきました。愛知県安城市ののどかな田園地帯に、突如現れる凛とした平屋の建物にまずびっくり。工房とお母さまが営む「花と器 野むら」が併設されていて、珪藻土壁に李朝や骨董家具が調和する店内に、娘の亜矢さんの作品をはじめ田鶴濱守人さんらシンプルで力強い気鋭の作家の器が並んでいました。「自分の世界をつくるには建物からつくらないと」と建築家と一緒に作り上げたとうかがって、男前なお母さまの言葉と空間にほれぼれしました。野村さんの器は手びねりで、鉋やノミで削って独特のテクスチュアに仕上げるのが特徴です。あえて時間と手間がかかる手びねりで作陶される理由を尋ねると「轆轤でつくると自分と人のものと見分けがつかない気がして。自分らしさを表現するための方法としてたどり着いた」というお返事がかえってきました。家に帰って、野村さんの器を眺め、その丁寧なものづくりをあらためて実感。copseの空間に野村さんの作品がどんな風に映えるか今から楽しみです。

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