『井 08』発行
台風横断の日曜、風雨が増して荒天になりそうですね。フリーペーパー『井』8号が先日、発行しました。今回のテーマは“涼む”。石神井の名店そば店「なかやしき」さんは石神井公園で、ヤンマ産業の美人スタッフこぎんちゃんは会津木綿の洋服で、とさまざまな涼む夏のご紹介。料理ページは6月にオープンした「クラクラ」。copseでも一昨年前、重ね煮講座をしていただいた→◎上野麻子さんがフードディレクションをされています。料理講座のときも目から鱗のおいしさでしたが、クラクラのランチやディナーの料理も、野菜たっぷりで早くも評判。
ご紹介されている南瓜の冷たいスープ、ゴーヤとじゃがいものかき揚げも、簡単かつ夏にぴったり。エッセイみたいな文章も、意外でしたがパワフルに夏をがんばる料理人の雰囲気が伝わってとても良かったです。裏表紙には無印良品の広告が!今月末、石神井公園駅ビルにオープンするそうで、これまた楽しみです。ということで、copseもちょこっとご紹介してくださってますので、ぜひ手に取ってみてくださいね。copse店頭ほか、掲載店で絶賛配布中です。雨が激しくなってきましたが通常営業しておりますので、雨にも負けずおこしいただけると幸いです。

【入荷情報】ヤンマ第二弾
台風一過、真夏の太陽が顔を出しましたが、まだまだ梅雨明けしないよう。7月もなかばを過ぎましたね。みなさん、夏休みのご予定はいかがでしょうか?先月に引き続き→◎、ヤンマ 産業さんからバカンスにぴったりなワンピが入荷しましたよ。真っ赤な会津木綿のワンピ(19000円+税)、袖を通すだけで元気になれそうですね。夏は一枚で、中に一枚合わせれば冬も楽しめるオールシーズンなところも魅力。

淡いパープルのリネンのワンピ(17000円+税)はノースリーブ&ローウエストのデザインがキュート。前回は、いまいち評判がよくなかったので(苦笑)、今回はドライフラワーgrueの内藤さんに着ていただきました。梅雨明けを待たずして、夏を満喫したいですね。

【入荷情報】ヤンマ産業の洋服
1〜2月に企画展をしていただきましたヤンマ産業の洋服が入荷しました!

長らくお待たせいたしましたが、オーダーしてくださった方にもようやくお渡しすることができました。コプスでお願いしたアイテムも順次到着。ヤンマさんらしい、ビビッドな色のものもたくさんお願いしたので早くも夏の気分です。


グリーンのシャツと合わせた会津木綿の真っ赤なスカートはちょっと憧れでした。この赤!素敵ですよね。松阪木綿のストライプ柄のパンツもいい感じ。はで縞というネーミングの縞柄のキュロットは、インパクトのある柄ですが履くと意外と違和感なく。

会津木綿の切り替えワンピも素敵です。ということで、ほかにもヤンマさんの洋服たくさん到着していますので、要チェックです!
今週は久々にランチ復活! 今週のメニューは揚げ野菜とアボガド豆乳のせにゅうめん、ちりめん山椒のおにぎり、きゅうりとくらげの酢の物など、夏らしい一品ばかり。土曜日まで、ご用意しておまちしています。

すみれ堂の着付け教室
昨年に引き続き、きもの展の締めはすみれ堂さんの着付け教室です。すみれ堂さんも、藤井絞ご愛用。淡い紫色のお召しの浴衣は絞り、虹色の半幅帯も藤井さんです。今年もすみれ堂さんのご指導は、丁寧かつ的確。
今年は私もレッスンに参加させていただきましたが、胸元がイマイチ納まりが悪いな〜という悩みを「伊達締めの位置が低いのかもしれません」とご指摘。教えていただいたように伊達締めを締めるとキレイに着こなすことができました。そのほかにも裾をきれいに見せる方法など、ポイントをわかりやすく解説くださいました。左上の写真は去年買った浴衣を自分で着られるようになりたいとご参加くださったTさん。「わ〜できた!」とうれしそうな表情がとても印象的でした。
大人っぽいドレッシーな浴衣で参加してくださったOさんも、せっかくだからと、浴衣のままお帰りになりましたが、たまには浴衣もいいなあ〜と思ってくれたらうれしいです。
白×ブルーの藤井絞をお召しのRさんは、一年前まではきもの初心者だったのに、着付け教室に参加してくださった後、神楽坂のすみれ堂さんのレッスンに通い、和裁にも通い、今ではすっかりきもの通。お召しの浴衣もご自分で仕立てたそうで、「たくさん仕立てると指で触れるだけで良し悪しがわかるんです。藤井絞の生地はすごくいい!」と教えてくれました。来年にむけて浴衣貯金をしてくれるという方もいるし、来年もまた浴衣展をしたいと思います。

夏きものの楽しみ
夏きもの展もいよいよ明日までとなりました。素敵ね〜と見てくださる方が、週末に近づくほどに多くなっているようで、とてもうれしく思います。
その方に似合う柄や、着ていく場所によって、おすすめする品って変わるんですね。あたりまえのことですが、あまり魅力を感じていなかったものでも、合わせる方によってすごく素敵に見えることがあって、毎日新鮮な発見があります。ということで、コーディネートとともにおすすめアイテムを一挙紹介! 夏に着たいシーンを考えると、まずはお祭りなどのイベント。目にも涼やかな風情あふれる浴衣がひとつあると気分も盛り上がります。
左上のあじさい柄の紺白浴衣は伝統的な定番アイテム。正統派ですが、品があってやっぱりいいなあと思います。

ただし浴衣は湯かたびら。高貴な方が入浴する際に着るきものが、始まりだそう。そのため浴衣で、電車に乗ってお出かけ〜というのは少々難しいかもしれません。
そこで浴衣のほかにも、お出かけ用も欲しいところ。ピンクや赤のラインが入った小千谷縮(左上)や、洋服感覚で着れる格子の綿麻きもの(右)、藤井絞のグリーンを大胆に染めた絞り(左)は、モダンな雰囲気で活躍しそうです。
もちろん現実は、2枚も無理! そこで浴衣としても、きものとしても楽しめる柄を選べば、一枚で着回すことができます。
たとえば、生成り地に柄も控えめに百合の花をあしらった浴衣(右)は、上品な柄ゆきできもの感覚で着こなせそう。藤井絞りの紺地に飛び絞り(右の2点)は、帯を変えるだけで浴衣に、きものにと楽しめます。
男性ものも少しご用意。こちらの藤井絞りの立巻(たつまき)絞りは、男性におすすめした逸品。ちょい悪おやじに着てもらいたい〜。個人的にはDM用に仕立てた雪花絞り→◎の色違いバージョンの冒頭の3色の雪花絞りがやっぱり好きかも。ほかにもまだまだ、素敵な浴衣やきものがあってご紹介しきれませんが、ぜひ明日までcopseの浴衣やきものに会いに来てくださいませ。
*初めてcopseにご来店の方は大泉学園駅から店までの道のりブログ→◎をご参照ください。車でお越しの方は「東大泉つばき緑地」前のコインパーキングが便利です。

きもの美人になりたい。
今日は三原佳子さんの日本刺繍講座でした。刺繍はもちろんですが、密かに楽しみにしていたのは三原さんのきもの姿でした。マルファクトリーの麻のきものに、みずからデザインされた帯を合わせたいつもながらの装い。ダークトーンの色合わせが絶妙で、シックなのに華があります。

店内にレイアウトした色とりどりの夏きものを見ながら「いつもと違うきものを着たい〜と思って買っても、結局着ないんですよね」とぽつり。20代の頃からスタイルが変わらないのですから当然でしょう。そのせいか三原さん、10年以上前の印象と今も、何ら変わらない……おそらく、10年後も変わらないに違いない!などと確信したり。自分のスタイルを持っている人は、年齢に左右されない強さを持っています。右は長時間のワークショップを終え、はす向かいの八百屋さんでお買い物をする三原さん。
雑然とした店先にも違和感なく調和してほれぼれします。私が三原さんの装いにひかれるのは、きものが普段着だった時代の匂いを感じるから。毎日のように着て、汚れれば濃い色で染め替えながら少ないきものを着回し、シンプルななかに隠れたお洒落を楽しむ。かつて慎ましく生きた庶民のきものはこんな風だったのではないかと思うのです。
実際、三原さんもシーズンごとに限られたきものを使い回して、染め替え、繕いながら布の寿命をまっとうするまで装っています。肝心の日本刺繍講座ですが、copseのワークショップのなかでも1、2を争う難関でした。

3㎝角程度なのですが、所要時間は最低でも4時間!しかも丁寧かつ厳しく三原さんがご指導くださいましたので、まさに三歩進んで二歩下がる〜的な、手直ししながらの作業でした。右の写真は、長時間のワークショップを終え、はす向かいの八百屋さんでお買い物をしているところ。目指すはらっきょ!ご指導いただいた三原さん、本当にお疲れさまでした。
昨日は、帯留めやかんざしを製作してされている騎西屋の関口まゆみさんが来店。関口さんも、はんなりとしたきもの美人! 自作のかんざしで髪をまとめて、素敵でしたよ。きもの姿を目にすると、やっぱりいいなあと思います。そのためには、まずは着付け!23日(月曜)はすみれ堂の着付け教室もありますので要チェックですよ!
「すみれ堂の一日で完璧!着付け教室」
6月23日(月曜)11時〜/13時〜/15時〜 定員各4名
参加費/3500円+税
すみれ堂主宰の立川直子さんが半幅帯を中心に着付けをご指導くださいます。きものや浴衣がない方はレンタルでご用意してくださいます(1000円+税)。
*初めてcopseにご来店の方は大泉学園駅から店までの道のりブログ→◎をご参照ください。車でお越しの方は「東大泉つばき緑地」前のコインパーキングが便利です。

京の雅、江戸の粋
店内は、藤井絞さん絞りの浴衣ですっかり艶やか→◎。その一角で静謐な存在感を放っているのが、三原佳子さんの作品です。17日に日本刺繍のワークショップをしていただく三原さんは、井荻で「日本刺繍 露草」を主宰されており、この工房でも教室をされていますが、今回はじめて!?一日限りの刺繍講座をしてくださることになりました。製作する刺繍の見本と一緒に、店頭で作品もご紹介しております。モダンにデザインされた半幅帯や名古屋帯は、切りばめした布に細かく刺繍がほどこされているのがポイント。刺繍の方なのに、あえて刺繍の存在を主張しない控えめなデザインに感動!
色数を抑えてグレートーンでコーディネートをされる三原さんの装いと同様、作品も独特の色使い。色を指定して染めているという帯揚げにも、その感性は徹底されています。店頭でも大注目の三原さんの作品ですが「この方、東京の方でしょう〜。関西の人はこんな色合わせはしないわよね〜」とおっしゃる方の言葉になるほど、と思いました。京の雅、江戸の粋。とよくいいますが、関西と東京の色彩感覚はかなり違う気がします。今回あらためて藤井さんと三原さんという対照的な二組に、きもの時代から脈々と続いてきた文化の東西を垣間見た気がしました。艶やかな色合いは、きものでしか着こなせない楽しみ方。一方、繊細な色を組み合わせる装いは洋服にも通じる洗練があってどちらも魅力です。
右はワークショップの作品見本。生地の色味や色合わせはさすがです!「ひょうたん」や「雲に月」は比較的初心者向き、「富士と波」はかなり高度なようなので、ちょっとハードル高いそうです。直前ではありますが、明日の三原さんのワークショップ、まだお席に余裕がありますのでよろしければご参加くださいませ!
「三原佳子さんに教わる日本刺繍入門講座」
6月17日(水曜)10時〜/14時〜 定員各4名
参加費/袱紗6000円+税 名刺入れ5000円+税(袱紗は裏地と仕立て代でプラス4000円+税、名刺入れ800円+税が別途必要になります)。
*持ち物は縫い針と糸切りばさみです。
*初めてcopseにご来店の方は大泉学園駅から店までの道のりブログ→◎をご参照ください。車でお越しの方は「東大泉つばき緑地」前のコインパーキングが便利です。

今日から「夏きもの展」
激しい雨が降り続くなか、無事に設営完了しました。はじめてご紹介させていただく京都の藤井絞さんの絞りをはじめ、小千谷縮、綿浴衣などなど、今年のラインナップはなかなか充実しております。手頃なものもたくさんあるので、きっと百貨店なんかで探すより気に入ったものを見つけていただけるはず! きものなんて、どうせ着ないし〜という方も、大歓迎〜。
手仕事の魅力に出会いにぜひ、いらしてください。本日より6月22日(日)まで、休まず営業しています

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*きもの展会期中、ランチはお休みです。初めてcopseにご来店の方は大泉学園駅から店までの道のりブログ→◎をご参照ください。車でお越しの方は「東大泉つばき緑地」前のコインパーキングが便利です。

明日からきもの展
この間までリネンの洋服をご紹介していたと思ったら、今度はきもの! なんだかめまぐるしい〜と思われそうですが、どちらも夏になると袖を通したくなる装い。夏の楽しみのひとつでもあります。できれば、きものや浴衣も、洋服と同じワードローブのひとつとして着こなしたい、というのが理想ですが、あくまで理想。なかなか難しいのが現実です。
でも、たまに着ると背筋がしゃんと伸びて気持ちよくて、いつもと違う自分になれる気がします。時間の流れもゆったり感じられたりして……。多少の手間がかかるとはいえ、この非日常感は代え難いものがあります。ということで、いよいよ夏きもの展です。さっそく、新潟から小千谷縮が到着しましたよ。黄色やブルーグリーンの鮮やかな色あいのものから、今年は小紋感覚で着こなせる柄ものもあったり小千谷も進化している感じ。
でも一番好きなのは、やっぱり古典柄。
紺白浴衣は永遠の定番ですね。ただし、いかにも浴衣〜お祭り〜という感じになりますが。愛知県のカジさんからも草履が到着。麻の葉柄、いいですね。鼻緒の赤が、素足に映えそうです。手にふれるだけで幸せになるきものや帯に、ぜひ会いにきてくださいね。
*初めてcopseにご来店の方は大泉学園駅から店までの道のりブログ→◎をご参照ください。車でお越しの方は「東大泉つばき緑地」前のコインパーキングが便利です。

6月12日〜22日は「夏きもの展」
6月は「ふだん着のように楽しむ夏きもの」展を6月12日(木)〜22日(日)に開催します。今年は創業100周年!を迎える京都の藤井絞さんがご協力くださり、彩りも豊かに開催する予定です。写真は藤井絞さんの雪花(せっか)絞り。オレンジ、黄色、ブルーの色が散りばめられた浴衣地に、ひと目惚れしてあつらえたました。モデルはお店番スタッフにしてドライフラワーgureを主宰されている内藤さん。伝統柄なのに、北欧のテキスタイルのような存在感を放っていて、なにより好きな布を巻き付けるように贅沢に楽しめるのが着物のいいところ。雪の結晶を表す“雪花”のモチーフを、夏に装うという発想も風流ですよね。ほかにも鹿の子絞り、竜巻絞り、帽子絞りと手法ごとに付いている名前も愛嬌があり、手技を極めたデザインに無条件でひかれます。ほかにも小千谷縮や半幅帯、下駄などもたくさんご紹介する予定ですので、ぜひお楽しみに!
日本刺繍と着付けのワークショップもあります。日本刺繍をご指導くださる三原佳子さんは、以前はアーティスティックな着物づくりで知られるマルファクトリーで活躍されていた方で、現在は日本刺繍•露草として独立。井荻のアトリエでも刺繡の教室をされていますが、今回のように1日で完成させる出張講座ははじめてだそうで、名刺入れと袱紗の刺繡をご指導くださいます。三原さん、刺繍はもちろんですが、存在そのものが美しく憧れの存在。彩りあふれれる絞りとは対照的な、静謐な作品もご紹介させていただく予定です。昨年に引き続き、着付けはすみれ堂さん。藤井絞さんとのご縁をつないでくださったのがすみれ堂の立川直子さんです。立川さんありがとうございます!すみれ堂さん、先日はNHKの『美の壺』の浴衣テーマにもご出演されたりとご活躍。

「一日で完璧!着付け教室」のタイトルに偽りなく、今年もスパルタ!?なご指導をしてくださると思いますので、今年こそマスターしたい!という方ご参加くださいませ。彫金で帯留めやかんざしをつくる「騎西屋」さんもご参加くださる予定です。きもの好きの方はもちろん、いつかは〜と思う方はぜひいらしてくださいませ。
<ワークショップ>
「三原佳子さんに教わる日本刺繍入門講座」
6月17日(水曜)10時〜/14時〜 定員各4名
参加費/袱紗6000円+税 名刺入れ5000円+税(袱紗は裏地と仕立て代でプラス4000円+税、名刺入れ800円+税が別途必要になります)。
「すみれ堂の一日で完璧!着付け教室」
6月23日(月曜)11時〜/13時〜/15時〜 定員各4名
参加費/3500円+税
すみれ堂主宰の立川直子さんが半幅帯を中心に着付けをご指導くださいます。
*お申し込みは店頭もしくはinfo@copse.bizにお願いします。
