中坊優香さんのうつわ
			多治見で作陶されている中坊優香さんの器を扱わせていただくことになりました。
凛とした佇まいにひかれて持ち帰ったのがご縁。ちょうど震災直後、日ごと春めく光をやさしく受けとめる器に不思議と癒され、眺めているだけで沈んだ気持ちが解きほぐされました。うかがえば、敬虔なプロテスタントの牧師の家に生まれ、今も教会に通っていらっしゃるそう。「うれしいときもつらいときも、使う人と共に時を重ねていく器をつくりたい」。そんな祈りにも似た思いが、器に宿っているのかも知れません。
落ち着いた肌あいは、古いものとの相性がよく、美しい陰影にほれぼれします。さっそく入れ子になった浅鉢や輪花の器を飾ると、そこかしこに花が咲いたように店のなかが一気に春めきました。輪花の器はよそゆきのように見えますが、和洋を問わず、普段使いに活躍するのが魅力。常備食の煮物や漬け物といったいつもの一品が、この器に盛り付けるだけで気分が変わります。
来月28日、29日の「クラフトフェアまつもと」にも出展されるとのこと。今後の活躍が楽しみな作家さんです。
			
		
		
				
				
				
			
			料理と木の器展
			来週末の16日(土)と17日(日)は、フルタヨウコさんの料理と木の器のカフェイベント。
料理だけでなく器も楽しめる内容にしたいと考え、4人の木工作家の方にご協力をいただくくことになりました。先週から今週にかけては、打ち合わせをかねて作家さんの工房やご自宅にうかがいました。             写真は、埼玉の田園の真ん中で製作されている「工房イサド」さん。以前から古材を使われたり、新しいのに古びた佇まいにひかれていました。どのように仕上げられているのかうかがうと、手のひらにすっぽり入るくらいの小さなカンナを見せてくれました。


木の表情に合わせて木取りして、削って仕上げていく……。一見、単純な作業のようですが、その手法や道具はさまざま。西本良太さんは、「キレイにしすぎると木じゃなくなる気がする」と、エッジを効かせながらも、最小限にしか手を加えていないのだそうです。PLOVERworksの須藤健さんの「家具のような大きなものとは違う、手のひらのなかでカタチを創っていくのが楽しい」という言葉も印象的でした。4人に共通しているのは、手で確かめながらカタチを作り上げるところ。プレートやカッティングボード、まな板、スプーンやフォーク、お箸など、食卓まわりの道具を中心に、4人のさまざまな作品が揃うぜいたくな2日間になりそう。
いつもより遅い桜が、もしかしたら来週末まで残ってくれるかもしれません。
			
		
		
				
				
				
			
			4月のイベント
			4月になってようやく春めいてきました。          例年になく遅い桜も咲き始め、昨日は公園でお花見をしている人の姿を見かけました。4月のイベントをご紹介。4月16日(土)17日(日)は、フルタヨウコさんの料理と木工作家の器を楽しむカフェイベント。4月21日(木)〜24日(日)は大隈美佳さんの作陶展「かぞくのうつわ」を予定しています。
4月16日(土)17日(日)のカフェイベントは、料理人のフルタさんの料理を、木工作家の器でいただくというもの。工房イサドさん、西本良太さん、icuraさん、プローバーワークスさんという4人の作家さんにご参加いただきく予定です。4人の異なる風合いを見比べて楽しめるだけでなく、実際に手に取って使えるというのは、滅多にない機会だと思います。メニューはただいま検討中。決まり次第ご報告します。
4月21日(木)〜の大隈さんの展示では、23日(土)のワークショップが楽しくなりそう。大隈さんと一緒につくるのは、動物のはしおき。左は大隈さん作、下は大隈さんの息子さんが作られたものだそう。13時〜、14時半〜、16時〜の3回、各5名定員(1組1500円)で予定していますので、お申し込みをお待ちしております。
			
		
		
				
				
				
			
			『住む。』春号
			すっかりご報告が遅くなりましたが、発売中の『住む。』に掲載いただきました。
雑誌名の“。”が半分に欠けているのですが、これは「住まいはできたときが完成ではなく、家は住む人が育て、作り上げるもの」という思いのもと名付けられたそうです。決して時代の流れに左右されることのない簡素で美しい住まいが紹介され、眺めているだけで心が研ぎすまされます。掲載は巻末のモノクロページで1/2ページ程度ですが、はじめてお店を紹介いただくのが、一番好きな雑誌で本当にうれしく思います。春号では、木工作家の三谷龍二さんがはじめた松本の店が紹介されていて、大正時代のタバコ屋を利用した雰囲気にとてもひかれました。
発売は震災直後の3月21日。“未曾有の大震災を経験して、あらためて「家について、そしていかに「住む」かを考えなくてはならないと思っております。”というお手紙が入っていました。次号の内容はもう一度、再考して編集されるようです。住まいのカタチだけでなく、どう生きるかということまで掘り下げて記事にされている本誌らしい言葉だと思いました。次号の夏号は6月21日の発売です。
			
		
		
				
				
				
			
			「かぞくのうつわ」展のお知らせ
			関西は今にも桜が咲きそうな陽気でしたが、東京はまた冬に舞い戻ったかのようなお天気が続いています。大地震以来の、目を覆いたくなるような被災地の惨状と、次々に起こる原発問題に気が休まるときがありません。
こんな時期にと悩みながら、いつも来ていただいている方々に大隈さんの作陶展のお知らせを送らせていただきました。本来なら3月24日〜27日の開催予定でしたが、停電で作品の製作が難しいかも、という話になり4月21日~24日に延期しました。イベントなどしている場合ではないかもしれませんし、節電の折にこんな生活必需品を売っている訳でもない店を開けることにも抵抗を感じますが、こんなときだからこそいつものように静かに店を開けていたいと思うのです。震災後、家族や身近な仲間のいるありがたさを感じつつ、大隈さんの楽しげな器が少しでも食卓を楽しく彩ってくれることを祈ります。
なお、4月23日(土曜)は大隈さんが来店して、動物型の箸置きを作るワークショップをしてくださいます。ご参加ご希望の方は下記までお申し込みください。
<ワークショップについて>                           4月23日(土曜)13時〜、14時30分〜、16時〜                 定員/各回5組(小さなお子さんの場合は親子でご参加ください)          参加費/1組1500円                              製作時間は30分ほど。絵付け後、大隈さんが持ち帰って、焼き上げてくださいます。ご希望の方はメールか店頭にてお申し込みください。定員になり次第、閉め切らせていただきます。
 
			
		
		
				
				
				
			
			お知らせ
			地震後、原発の問題がなかなか収束せず気になるところです。  みなさまお元気でしょうか?
今月24日〜27日まで大隈美佳さんの「かぞくのうつわ」展を予定しておりましたが、来月4月21日〜24日に延期させていただくことにしました。ひと月後に、少しは日常を取り戻し、一人でも多くの人が楽しく食卓を囲めることを祈ります。
詳細はまたお知らせします。
みなさまご自愛くださいませ。
			
		
		
				
				
				
			
			臨時休業のお知らせ
			みなさま、地震の影響は大丈夫でしょうか?
お店にいましたが、エスカレートする揺れに不安になりながらも、割れそうなものを床に下ろしたりして、なんとか被害もなくしのげました。
それにしても被災地の状況が明らかになるにつれ、地震の大きさに驚かされます。自然の力にはなすすべもありませんが、被災された方には心よりお見舞い申し上げます。
店は無事ですが、勝手ながら臨時休業させていただきます。こんな時に、近くに頼れる人のいることが心強く感じますね。どうかみなさま、心穏やかな週末をお過ごしくださいませ。
明日は平常通り営業させていただきます。
 
			
		
		
				
				
				
			
			春カフェのこと
			温かくなったと思ったら、また真冬の寒さに戻ったり。     三寒四暖の日々が続くなか、春を思わせるのどかな日曜、はるさんの春カフェがありました。
ひと足早いひなまつりをテーマに、三角ののり巻きと手綱寿司をメインに、菜の花の和え物や、三色団子のお吸い物というメニュー。目にも鮮やかな手綱寿司は、紅しょうがや菊花の彩りも鮮やかで、シンプルですが、味わい深い品々でした。何より驚かされたのは、はるさんの丁寧なお仕事ぶり。朝からはるさんのお宅でお手伝いをしましたが、ひとつひとつ下準備をされた食材を丁寧に巻いていく作業は、想像以上に大変!でもそんな手間をかけるから、目にもおいしい料理に仕上がるんですね。

これまでは親子連れや近所の方といった知り合いや、常連さんがほとんどでしたが、ショップカードを見てきてくださった方や、一人でふらりと来られた方など、以前よりも広がりを感じた一日。窓辺でゆっくり文庫本を広げて読みふける女性の姿が、なんともカフェっぽく、そんな風にくつろいでいただけるのがうれしかったです。
はるさんには今後も定期的に、出張カフェをお願いする予定。            とりあえず次回のカフェは桜の頃の4月3日(日曜)に、やまばと食堂の花見弁当を予定しています。どうかお楽しみに!
			
		
		
				
				
				
			
			ベビーマッサージ&キッズヨガのご報告
			春を思わせる穏やかなお天気のなか、ベビーマッサージとリトルキッズヨガを開催しました。
午前中のベビーマッサージはハイハイまでの赤ちゃんが対象。ぷくぷくとした裸ん坊の赤ちゃんに、こちらの頬もゆるみっぱなし。
午後はリトルキッズヨガ。1歳半から2歳半くらいの親子が参加してくれました。
講師の小金丸さくらさんの「心が乱れたときはお腹に手をあててみて」とか、「深く呼吸できる方法を身につけると、いざというときに集中力を発揮できるようになる」といった話に、体と心はつながっているのだと気づかされます。一緒に体を動かした後は、ママが横になって目を閉じるヒーリングタイムも。ヨガやマッサージを通して、ママたちに少しでもリラックスして欲しいというさくらさんの気持ちが伝わります。
ささやかなランチやおやつもご用意。写真のランチは、五穀米、カリフラワーのスープ、おからハンバーグキノコあんかけ,芽キャベツとひよこ豆のソテー、かぼちゃとひじきの炒め煮、菜の花の白和え、玄米甘酒のプリンでした。
会場のcopse別館は靴を脱いで床座で過ごすため、ゆったりと寛いでいただけるのがうれしいです。一緒にヨガをしたりご飯を食べたりすることで、初対面でもだんだんと打ち解け合って、いつしか和やかな雰囲気に。この場所がママと子どもの出会いの場になってくれるといいなあと願います。
息つく暇なく、今度の日曜ははるさんの春カフェです。乞うご期待!
			
		
		
				
				
				
			
			はるさんの春カフェ
			2月もいよいよ残すところ1週間。
雪が積もったりしつつも、一日ごとに春が近づいているのを実感します。
2月最後の今週はイベント満載。22日(火曜)は、
ベビーマッサージとリトルキッズヨガがあります。
リトルキッズヨガは定員になりましたので
閉め切らせていただきましたが、
ベビーマッサージはまだお申し込み可能です。ハイハイまでの赤ちゃんが対象となっているので、なかなか来ていただける方が限られてしまいまうせいか、まだ余裕があります。
2月最後の日曜は、copse第二弾となるカフェ。
石神井町でマクロビオティックの料理教室を主宰されている
はるさんにはオープン前からご相談をしてジャムやふりかけといった
オリジナル品を発案してくださったcopseのオブザーバー的存在。
ご自宅でも毎月カフェをされていますが、
シンプルだけどほっとするおいしいお料理を
copseでも召し上がっていただきたいと思いました。
マクロビオティックとは、Macro(大きい)+Bio(生命)+
Tique(術)から生まれた言葉。
個体全体でバランスを保っている生命をまるごといただくことを基本とします。
伝統製法に基づいたものや住む土地の季節のものを食す
“身土不二(じんどふじ)”をモットーに、
身体を環境に調和すれば人もまた与えられたいのちを全うできると考えます。
そんな難しいお話をするより、はるさんの料理をひと口、
噛みしめるようにいただくだけで魅力が伝わるはず。
ひと足早く、おひなさま気分を味わえる、春らしく華やいだメニューをご用意します。
日時:2月27日(日曜)11時30分〜15時(LO)
<ランチセット650円>
春色手綱ずし
三角のり巻き
白玉入り清まし汁
菜の花のくるみ和え
そのほか、アラカルトややまばと食堂のスイーツもあり。テイクアウト可。
お天気良ければ公園ランチもいいですね。