井のいち2014
5月といえば『井のいち』!と最近ようやく覚えていただけるようになった気がします。チラシ→もできていよいよ本番間近。今年も楽しみ〜、今年こそ行きますね!と声をかけてくださる方が増えました。今年で4回目です。1回目は台風の洗礼を受け→◎ 2年目と3年目はお天気に恵まれお祭り気分を満喫しました〜。いつもは静かな境内に人が押し寄せ、神楽殿のライブを聴いたり、こもれびの庭で本を読んだり、和やかに楽しんでいる人たちの姿を眺めるだけで幸せな気分になります。4回目となると、何か違うことしたほうがよいかな〜なんて思ったりもしますが、それほど持ち駒もなく(苦笑)、相変わらず焼き菓子や保存食を中心にした出店になると思います。井のいちでcopseを知ってくださる方も多く、常連さんになってくださる方も。さまざまなクラフト作家さんと出会いも楽しみです。今年は1月に企画展をさせていただいたヤンマ産業さんも出店。ヤンマ展で中華まんをご用意くださったnuanさんもお誘いしたら、わざわざ高崎から駆けつけてくだるとのこと!先月料理講座をしていただいたtottoさんも昨年に引き続き出店されますよ。井のいちを介して、楽しい出会いの輪が広がっている感じ!なにより公園と一体になった鎮守の森の緑がすばらしく、その下に集えるだけで幸せです。雨天決行なので、雨でも来てくださいね!*井のいち出店のため、お店はお休みです。

5月の予定
ゴールデンウィークのお休みをいただいておりました。すっかりお休みモードで、気づけば今日が5月はじめの更新になりました。季節は春から夏へと確実に変わりつつあります。5月は「井のいち」や、5日22日(木曜)〜6月1日(日曜)の「五月の風〜ヤオイタカスミ(洋服)+長田佳子(陶)」と盛りだくさん。ヤオイタさんの洋服をご紹介するのは今年で3度目。ふわりと風をまとうようなリネンの洋服が、夏を継げるcopseの風物詩になりつつあります。長田さんは来月ご出産というタイミングのなか、無理をお願いして昨年に引き続きご参加いただきました。石や貝を思わせる長田さんの作品→◎は、人の手から生まれたと思えないほど自然の美しさを備えています。一年でもっとも気持ちのよい季節にふさわしい、風を感じていただけるイベントになりそう。明日から日常に戻りますね。また慌ただしい日々がやってきますが、がんばりましょう〜! 
sashikiさんの帽子
今日から三連休なんですね〜。お天気に恵まれそうでよかった。
「春をよそおう」展も日曜までとなりました。春めく日差しとともに人気を集めているのがsashikiさんの帽子。
どれもラインやフォルムがオブジェのように美しく、眺めているだけで惚れ惚れします。リボンが揺れる様子がなんとも素敵で、こんな帽子の人とすれ違うと、思わず振り返ってしまいそう。中折れの帽子はマニッシュに決めたい方におすすめ。
親子で装える、リボン付きの帽子もありますよ。でも被ってみないとわからないのが帽子の難しいところ。洋服より帽子選びはハードルが高く、スタイルを決める存在。悩ましいアイテムだけに、選ぶ楽しみがあります。帽子がぶっ飛びそうな強い風が吹いてますが、ぜひcopseに遊びに来てくださいね。今日までランチもご用意しています。
*CHICU+CHICU5/31の洋服は、サルエルパンツ、前ポケットパンツのみとなりました。
*初めてcopseにご来店の方は大泉学園駅から店までの道のりブログ→◎をご参照ください。車でお越しの方は「東大泉つばき緑地」前のコインパーキングが便利です。

stoffaの織物
ようやく春めいて、昨日は公園帰りのお客さまがたくさん立ち寄ってくださいました。公園はすごい人だったようで、陽気に誘われてお出かけされた方も多かったのでしょうね。「春をよそおう」展も、ようやっと春の気分で見ていただけそう。
土曜はstoffaの山本純子さんが岐阜からおこしくださいました。まだ3歳と7歳のお子さんがいながら、作品づくりをされているとのこと。驚いたのは手織りのショール。真綿から手紡ぎして織っているのだそう。毎日少しずつ紡いだ糸は、太かったり細かったりするのも魅力で、真綿のごとくふわふわとやわらかく軽やか。丁寧なお仕事をあらためて手のひらで感じました。
裂き織りバッグはカラフルな色も素敵ですが、シックな色の取り合わせも魅力。表と裏(どっちが表かわかりませんが)で異なる柄に仕上げたものもあり、楽しいですね。
はじめてご紹介させていただくstoffaさん、持ち手にやさしく軽やかで、楽しい気持ちにしてくれるショールやバッグ、ぜひ手に取ってくださいね。今日から21日(金曜)までスノウドロップのランチをご用意(12時〜14時LO)します。メニューは菜の花とふきみそのひき肉挟み焼き/金柑とカブのサラダ/春菊のサラダ/ブロッコリーのゴマ和え/キャベルのトロトロスープです。春爛漫のメニューをお楽しみに。
*CHICU+CHICU5/31の洋服に連日お問い合わせをいただいておりますがキュロットは完売しましたが、コート、サルエルパンツ、前ポケットパンツはまだ残っております。
*初めてcopseにご来店の方は大泉学園駅から店までの道のりブログ→◎をご参照ください。車でお越しの方は「東大泉つばき緑地」前のコインパーキングが便利です。

「春をよそおう」展スタート
春の嵐とともに「春をよそおう」展はじまりました。初日は、チクチクの山中とみこさんと、kuboぱんの久保輝美さんが在店。悪天候にも関わらず、たくさんの方にお越しいただきありがとうございました。kuboぱん、はじめていただきましたがベーグルのおいしさにびっくりしました。

クリームチーズやシャウエッセン、チョコをはじめ、小豆やクリームをサンドしたものまで、バリエーションの多さも驚き。「忘れられない味わい」とわざわざ遠方からお越し下さった方がいましたが、さすがとみこさんがおすすめするだけありますね。とみこさんがチクチクの洋服にあわせてstoffaさんの赤×白のボーダーバッグとリネンストールをディスプレイ。少し手を加えただけなのに、おしゃれに変身!
そういえばチクチクさん、ただいま発売中の天然生活の宝物特集でもご紹介され、なんと表紙に採用されています!要チェックですよ。
チクチクさんのチャリティーコサージュも(3色各800円)届いてます。そしてそして、今日は岐阜からstoffaさんがお越しくださるとか!色彩豊かな裂き織バックはふたつとして同じ柄がなく、内側まで布張り&内ポケットがついていて、しかも軽くて収納力も抜群。この土日はようやく嵐もおさまりそう……ぜひマイバッグを見つけにきてくださいね。*初めてcopseにご来店の方は大泉学園駅から店までの道のりブログ→◎をご参照ください。車でお越しの方は「東大泉つばき緑地」前のコインパーキングが便利です。

明日から「春をよそおう」展!
穏やかな春の陽気の一日でしたが、明日は荒れ模様との予報。明日13日(木)は「春をよそおう」展初日、CHICU+CHICU5/31のデザイナー山中とみこさんが在店してくださるだけでなく、とみこさんおすすめのkuboパンさんの焼きたてのベーグルの販売を予定。軽いランチとして召し上がっていただけるよう、スノウドロップさんがスープを用意してくださいます。そんなスペシャルな一日なので、どうか夕方まで雨が降らないことを祈るばかりです!
昨日は岐阜からstoffaさんの裂き織りのバッグがたくさん到着。ひとつひとつ異なる色やデザインが魅力で全部見ていただきたい!と天井や壁に所狭しとレイアウトしました。どの色も素敵ですが、ビビッドな赤が個人的に気になります。
茅ヶ崎のsashikiさんの帽子はcopseで扱わせていただくのが申し訳ないと思うほどに上品でエレガント。

それでも、どこかボーイッシュな雰囲気を備えているところに、チクチクの洋服に通じる魅力を感じます。

箱入り!の帽子もあり、黒いボックスがまた素敵。ブランドのタグや梱包など一つひとつに美意識が凝縮されていました。こんな素敵な品々をご紹介できるのは身に余る幸せです。お出かけの大切なパートナーとなるアイテムをぜひ、見つけに来てくださいね。*初めてcopseにご来店の方は大泉学園駅から店までの道のりブログ→◎をご参照ください。車でお越しの方は「東大泉つばき緑地」前のコインパーキングが便利です。*来週17日(月)〜21日(金)はスノウドロップのランチをご用意します。

CHICU+CHICUさんの洋服
人生を変えた服はありますか?と、もし聞かれたら、CHICU+CHICU5/31の服と答える気がします。出会ったのは4年ほど前。好きなブランドはあっても高くてそうそう買えないし、デパートを巡っても欲しい服がない……手頃な値段で、シンプルだけどカッコよく着こなせる洋服ってないのかな、と困っていたころ。多分、年齢的にも微妙な時期を迎えていたのだと思います。

fudikiさんの個展で初めてパンツを購入したのがはじまり。リネンのパンツは着心地がよいのはもちろん、カッティングにもこだわって着る人をおしゃれに見せてくれます。コーディネートがしやすいだけでなく装いを格段にセンスアップしてくれるから、毎日のように活躍するマストアイテムになりました。

これまで気分にあわせていろんなスタイルの洋服を着てきた気がしますが(というかスタイルがなかった)、チクチクという軸ができたおかげで、好きなものや必要なものが見えてきた、という意味で大きな出会いだったと思います。自宅を兼ねたアトリエでの展示にもうかがって、美意識を極めた空間に目から鱗が落ちる思いがしました。山中とみこさんがお一人でデザインと縫製をされていることを知り、今おつきあいされているお店だけで手一杯だろうなと思っていたところ、「少しでよかったら」と機会をいただきました。前置きが長くなりましたが、そんなこんなで3月13日(木曜)〜の「春をよそおう」展に念願のCHICU+CHICU5/31が登場。白いコートの美しいことといったら! 作業着のような無欲さと、アーティスティックな存在感を併せもっているところがチクチクの魅力。今回はサルエルパンツやチクチクパンツと呼ばれる前ポケットパンツ、コートなど、合計20数点の販売となります。
今日は3.11から3年という大きな節目の日でした。会期中は山中さんが被災地支援のために製作されているチャリティーコサージュも販売させていただきます。売り上げは東日本大地震こども未来基金に募金されています。3年を経ても遠い春……。ご協力いただけると幸いです。

山崎ナナさんインタビュー〈後編〉
訪れた人の心をわしづかみにするYAMMAの威力。魅力を超えた魔力の秘密とは!?ものづくりの背景をうかがうインタビューの後編をお届けします。前編はこちら→◎
コプス:ヤンマさんの受注会をメインにした販売方法も独特ですね。お店を持とうと、思わなかったんですか?
ナナ:それはないですね。最初3〜4ヶ所で始まった受注会が、現在全国20ヶ所程度に広がりましたが、私にとってヤンマの活動と、舞台の仕事は同じ感覚なんです。つまり、デザインって果てしなくあって、どんな風にもつくることができる。でも予算や舞台のコンセプトに合わせて舞台衣装をつくってきたように、展示会をしているお店やお客さんのイメージやニーズに合わせて洋服をつくるから迷わずデザインできるんです。ちょうど店が舞台で、店のオーナーは舞台監督、洋服を着てくださるお客さんは役者さんという感じ。それに自分が店をはじめたら、店という舞台を自分でつくることになるし、あくまで洋服をつくることに意識を集中したいのです。
コプス:そういえば“ヤンマ産業”のブランド名もユニークですね。
ナナ:一般のお洋服って、結構値段がしても、バーゲンになれば7割とか半額になったりしますよね。あんなに高かったのに……って、がっかりしたり。それが普通の販売方法になっていますが、そんなお客さんの気持ちを裏切るような売り方はしたくなかった。もっと適正価格で無駄なくつくる方法があるんじゃないかと。アパレル産業のあり方を、製造段階から考えたいという意味合いも込めて「ヤンマ産業」としました。大量生産ではない丁寧なものづくりを目指して、デザインは私が、縫製は高齢者というスタイルも、ヤンマスタート当初から始めたものです。受注会でオーダーしてからお届けまで3〜4ヶ月お待たせしますが、ロスがありません。
コプス:数ヶ月といえば、普通のブランドなら次のシーズンに入れ替わってしまうタイミングですね。待ってでも欲しいと思ってもらえるブランドは早々ありません。

ナナ:5年前、始めた当初から今も定番になっているものも多く、タックスカート、キュロット、Vネックシャツ、ワンピースなど現在30型ほどあります。以前着てよかったから、今度は違う色でとか、一度に何枚も買えないけど次はあれ!と思っている方もいるので、受注会では新作を加えつつ、以前の型を再登場させることもありますがラインナップの中心は定番のアイテムです。でも生地だけでなく裾の長さをオーダーできるので、自分のスタイルに合わせられるのが特徴です。とにかく、毎回少しずつ買い足してくれる方が多いですね。なにより洋服は着てもらわないと意味がないし、売れなければお店の負担になるだけ。いくら自分がいいと思っても、ディレクターである店主が必要ないと思えばそれまでです。だから、値段やデザインなど、悩んだときは店のオーナーに相談します。店主に限らずアドバイスしてくれるオブザーバーに恵まれたこと、受注会でお客さんと接することで直に反応を感じながらデザインしてきたので、これまで必要とされるものづくりをしてこられたのかもしれません。
コプス:これからはどんな風にヤンマを育てて行く予定ですか?
ナナ:オリジナルの生地を以前からつくってみたかったのですが、もしかしたら実現するかも!?ということで近々、インドに行ってきます!(笑)
コプス:それは楽しみですね。その前にコプスでのヤンマ展。楽しみにしています!(インタビューは1月20日にEKI by yammaにてさせていただきました)
山崎ナナさんインタビュー<前編>
copse初のYAMMA展に先立って、ヤンマ産業デザイナー、山崎ナナさんにインタビューさせていただきました。できるだけ生の声をお伝えしたく一問一答形式でご紹介します!
コプス:ヤンマ展のお知らせをブログやフェイスブックにアップして以来、連日のようにお問い合わせがすごいです。受注できる商品できますか?とか、大好きなヤンマの服でバッグがつくりたい!とか。
ナナ:ありがたいですね〜。今回は、会津木綿だけですが会期中受注もしますので!
コプス:うれしいです。私もスカートを愛用していますが、履き心地もよく大好きです。実はヤンマ産業のこと、あまり知らない気がして。ヤンマのスタートはいつでしたか?
ナナ:2008年ですね。現在のように洋服を展開するようになったのは2009年の春ごろでした。
コプス:洋服をつくられる前は何をされていたんですか?

ナナ:え〜っと(遠い目をして)、いつからお話すればいいかな。もともと、舞台美術や衣装の仕事をしていたんですね。東京藝大の在学中からはじめて、卒業後もそのままフリーランスで。オペラや時代劇、現代劇などジャンルは問わず。舞台にはプロデューサーや監督がいて、そのイメージや予算をもとに私が衣装のスケッチを描き、製作まで行います。洋服をつくるという発想はなく、あくまで“衣装”の感覚。舞台でいかに美しく見えるかとか、動いたときに効果的に見せるのはどうしたらいいかと考えながらつくりました。シルエットや全体の雰囲気といった大きな部分をイメージしてから、ディテ—ルをデザインしていくのですが、そのプロセスは今、洋服をつくるようになっても同じですね。
コプス:なるほど舞台のお仕事がベースになっているんですね。そういえばこのEKIの空間もまるで舞台のようです。でも舞台のお仕事から、どうしてヤンマが始まったのですか?

ナナ:舞台の仕事は面白いけど結構大変で忙しいときは2〜3人のスタッフと仕上げることも。子どもが生まれたこともあり違う事をしようと思いました。でもアパレルを始める気はなくて、どうしてもデパートやバーゲンとか苦手なんですよ。そこに並ぶ商品をつくることなんて出来そうにないな……と、流行とか考えるのも苦手だし……ということで、最初はバッグなどの布雑貨をつくって、以前から好きだった店で扱ってもらいました。製造段階で、工場で大量生産ではなく、ご近所の高齢の方に縫製をお願いして、少量生産で行こう!というのは初めから決まっていたので簡単なものから始めました。すると、あるときお客さんから洋服はできないの?といわれて、“できますよ〜”と、つくったのが丸首シャツとキュロット。今も定番のアイテムですが、これが思いがけず好評で。
コプス:最初につくったものが今も定番になっているというのはすごいことですね。
ナナ:洋服を買いに出かけても、「これがなければいいのにな〜」とか「これが余計なんだよな〜」と感じることが多かったので、「すべてそぎ落とそう」と、これ以上ない!というほどシンプルにつくっています。マイナーチェンジもしましたが、ほぼ最初のままですね。
(後編はこちら→◎)
ヤンマ展速報
日差しが春めいてきました〜。ここ数日は陽気が続くようで、うれしいですね。来週30日(木)〜いよいよヤンマ産業さんの洋服展です。連日「受注はありますか〜?」「リネンのパンツが欲しいのですが……」といったお問い合わせをいただいておりましたが、パンツ、キュロット、ワンピなど会津木綿のものは受注可能とのことです!三年パンツ(お子さん用)も会津木綿なのでオーダー可能です。

カラーバリエーション豊富なリネンも各色揃えてくださるそうですが、現品限りとなる予定なので、早い者勝ちになってしまいそうです。私も会津木綿のスカート愛用していますが、がしがし洗濯しても張りが損なわれず、藍の縞も素敵でとても気に入ってます。木綿のデザインは種類も多いので、選ぶのも楽しみですよ。
という事で来週30日〜のヤンマ展につき、スノウドロップのランチは来週以降しばらくお休みになります。今週の週替わりごはんは、牛スープと冬瓜のクッパ/糸こんにゃくとごぼうのいためもの 花山椒添え/蕪あんの揚げ出し/聖護院大根とりんごのサラダです。明日までぜひ、いらしてくださいね。
*2月4日(火曜)のワークショプ「ヤンマの会津木綿でバッグを作ろう」は11時〜/14時〜いずれも満席になりました。キャンセル待ちのみ受け付けております。
