【11月の企画展】仁城義勝 漆展
<11月9日(木)〜18日(土)>
木々が色合いを深める11月、仁城義勝さんの個展をさせていただきます。
毎日使うほどに増す木目の美しさ。手になじむあたたかな造形、、、。
仁城さんの器の魅力はひとことで表しきれない魅力を備えています。
一般的にイメージする漆の器に比べると華やかさに欠くのかもしれません。でもそれが持ち味。
産地ものと呼ばれる漆器は、木を挽く木地師と、漆を塗る塗師をはじめ下地師などが
分業して行うのが通常です。
一方仁城さんは、丸太で木を仕入れ、乾燥させるところから、できるだけ無駄をつくらないよう
型取りして、木を挽き、漆を塗るところまで、すべて手がけています。
しかも漆を塗るのは3回程度。漆は木を守る程度、最小限でいいというお考えからです。
木目が透けて見える独特のテクスチュアは、使うほどに光沢を増す風合いとともに
力強い存在感を放ちます。
「だから僕の器は漆ではなく、木の器」と仁城さん。
そこには、木が育ってきた年月以上に長く大切に使えってもらえるものにしたい、
日常の生活を支える簡素な器でありたいという思いがあります。
塗り直しや修理にも対応されているから安心。
個展では定番のお椀やプレートだけでなく、大小のお盆や重箱の数々が揃い、
仁城さんのお仕事の全容を見ていただける機会となります。
今回は、おいしい出汁と地元産の野菜で本格和食をつくるご近所の「小料理 石井」に
ご協力いただき撮影させていただきました。
光沢感のある漆が料理をいっそう引き立てて、美しく見せてくれます。
会期中の11月10日(金)は、仁城さんを囲んで「小料理 石井」でお話し会も予定しています。
仁城さんの器と本格和食の、スペシャルな一夜になります。
日々木と向き合われている仁城さんは、自然への畏怖の念を深く抱かれ、
お話をうかがうだけで気づかされることが多く、心が洗われます。
仁城さんの工房探訪記&インタビューはこちら→⚫︎
仁城さんは3日間、在店くださいますので、ぜひこの機会に
お会いいただけるとうれしいです。
<仁城義勝 漆展>
11月9日(木)〜11月18日(土)*会期中無休
仁城義勝さん在店日/11月9日、10日、11日
<イベント>
11月10日(金)19時〜
仁城さんのお話会@小料理 石井
参加費 5500円+tax(飲み物は各自別途)
詳細はこちらのブログをご参照ください。

手描きでひとつひとつ微妙に異なる一点ものです。

今回は素晴らしい作品の魅力を最大限、お伝えしたいと














さんざん散歩しておしゃべりに花が咲いた後、ようやく工房へ。
野村さんは、手びねりで作品をつくられているのが特徴。




手ろくろを回しながらあっという間に美しい形ができいきました。
土台を作った後は紐づくりした粘土をぐるぐる巻きながら積み上げていきます。


まるで縄文土器のような素朴な作り方なのに、フォルム感は洗練を極めています。
土の塊が野村さんの手の中に入った瞬間から、むくむく形を帯びていく様子は
講師のソウマさんは、もともとアパレルでお仕事をされていた経験の持ち主。
木製のキノコも木工作家にオーダーされている特注品!
昨年はキャンセル待ち続出につき追加で講座をしていただいたほどの人気ぶり〜→
来月10月19日(木)〜28日(土)の陶芸家・野村亜矢さんの個展にあわせて、
土鍋は鍋料理はもちろん、ご飯を炊いたり、蒸したり、焼いたり
2年前に初めてご紹介させていただいた展示→
久々に工房を訪ねましたが、いつ来てもここはまるで宝箱!
いつもは建築家やショップからのオーダーで、店舗の什器(テーブルや椅子、棚)や
もちろんテーブルや椅子のオーダーも可能。


お二人にお会いするだけで、いつも心がほっと癒されます。
念願叶ってようやくcopseで展示をしていただけることになりました!
omotoのお二人が暮らすのは福島県いわき市。
康人さんは窓辺でひたすら包丁を研いでいたかと思うと、
智子さんは玄関脇の工房やキッチン、庭を行ったり来たり。
私が伺った日も、住み込みの方がいたり(花嫁修行だとか)、

鍛冶職人の鈴木康人さんと、藍や柿渋染めの洋服を手がける智子さん。
「omoto」鈴木智子
「Iron warm _ plus」伊香賀大祐
「eda」伊香賀静枝
今年は、時空を超えた綿織物の旅:Traveling Cottonをテーマに、




コプスのお客さまもはるばる来てくださる方がいて感謝です。
なにより「田舎ごはんとカフェ朴」の店主、中峯さんには

先月はcopseで開催しましたが→
なにより「田舎ごはんとカフェ朴」さんのランチのおいしいこと!
お昼の時間に近づくと、続々お客さまがどこからともなくやってきて
お待ちいただくこともしばしばですが、田んぼや畑を見渡す周囲の景色も美しく
店頭では自家製天然酵母パンや、
7月の展示の時にご紹介させていただいた地元、近露の
羽田の隅っこのちっちゃな飛行機に乗り小一時間。
海に降りるようにして急降下して南紀白浜空港に着きます。
目標は「熊野古道はかへち美術館」。世界的に活躍する
郵便局が見えたら分岐点はもうすぐです。

山側の狭い急坂を登ります。ちょっと不安になるけど直進。
少し開けた場所にでたら、目的地はもうすぐです。
坂道を登ったところに大駐車場がありますので、車で大挙してくださっても大丈夫。
きっかけはある作家さんの「わずかでもキズがつくと作品にならない。B品市のような
ワイングラスも小ぶりで使いやすく、贈り物にも人気です。
麺ものメニューの多い夏に活躍する麺鉢も。
夏の光に溶け合う色ガラスも魅力。
一番人気だったのはニワカヤマ工場さんの藍染の服たち。
パンツやスカート、ワンピなど、ひとつひとつ藍染された
G.WORKSの地元産の無垢材でつくる家具も、座り心地の良さにみなさん感動。
こうのさんの和歌山の写真をみながら、ナギサビールを飲んでたら



