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2017.08.17

【紀伊国展】終了しました!

7月は東京で、8月は和歌山と2ヶ所での
ロングランとなりました紀伊国展が無事に終了しました。
8月ははじめての遠征。そしてトークイベントなど、
不安満載でしたが、たくさんの出会いに恵まれ
ご参加の作家さんたちにも支えていただき、なんとか終えることができました。
写真はトークイベントにご参加くださった、写真家の
こうのさちこさんが撮影くださったもの。
あたたかな人との出会いと、里山の澄んだ空気が写真から伝わります。R0000297R0000298R0000305R0000324R0000323コプスのお客さまもはるばる来てくださる方がいて感謝です。
川遊びを楽しんだり、里山を満喫してくださったようでうれしい。IMG_0579IMG_0574なにより「田舎ごはんとカフェ朴」の店主、中峯さんには
全面的なご協力をいただき、ともにイベントを盛り上げてくださいました。
この場を借りて御礼申し上げます。IMG_0299
おかげさまで忘れられない夏になりました。
ぜひまた来年!この場に戻ってきたいと思います!

2017.08.16

【9月のマンスリー講座】穀物のアレンジ
<9月29日(金)10時〜>

8月はお休みだったので久々のマンスリー講座。
9月は穀物のアレンジです。
麦やリーフに実ものをプラスした
収穫の秋にふさわしい、爽やかなアレンジをつくります。
お申し込みはcopseまで、メールかお電話でお願いします。IMG_3302
<穀物のアレンジ>
9月29日(金)10時〜 参加費3000円+taxキャンセル待ちのみ受付中
講師:内藤千鶴(ドライフラワーグリュ)

2017.08.03陶器

【紀伊国展@和歌山】始まりました!

紀伊国展@和歌山、いよいよはじまりました。IMG_0327先月はcopseで開催しましたが→⚫︎、場所がかわると印象も一変。
コプス以外のスペースで展示をするのは初めての試みで、しかも遠方。
不安がありましたが、広々とした古民家空間はディスプレイもたのしく
見慣れたアイテムが違う魅力を放ちます。IMG_0332IMG_0289なにより「田舎ごはんとカフェ朴」さんのランチのおいしいこと!
こちらの玄米プレートランチのほか、カレーやパンランチも。bokuお昼の時間に近づくと、続々お客さまがどこからともなくやってきて
みなさん、ゆっくりくつろいでいかれます。IMG_0357お待ちいただくこともしばしばですが、田んぼや畑を見渡す周囲の景色も美しく
待っている間もまったくノンストレス。IMG_0348店頭では自家製天然酵母パンや、IMG_03557月の展示の時にご紹介させていただいた地元、近露の
「カワハラ畑と田んぼ」のお野菜も店頭で販売しています。

素晴らこの店で数日を過ごせるなんて夢のようです。
村のはずれにある朴さんまで、迷われる方が多いので、道のりブログつくりました。

【紀伊国展@和歌山】朴への道のり


しばらくこちらで店番しますのでぜひ遊びにいらしてくださいね。
朴の店主、うーたんこと中峯幸美さんとお待ちしています!IMG_0299
*コプスの実店舗は8月3日〜5日は通常営業いたしますので
こちらも合わせてお願いいたします。

<はるかなる紀伊国〜心のふるさと和歌山のものづくり〜>
日程:8月2日(水)〜12日(土)*8/6〜8は店休日
場所:田舎ごはんとカフェ朴
(和歌山県田辺市近露203/0739-65-0694)
http://www.copse.biz/2017/06/30/

2017.08.01

【紀伊国展@和歌山】朴への道のり

今日から8月。明日から紀伊国展第二弾、
和歌山県田辺市の「田舎ごはんとカフェ朴」にて開催です。IMG_0263羽田の隅っこのちっちゃな飛行機に乗り小一時間。IMG_0271IMG_0273海に降りるようにして急降下して南紀白浜空港に着きます。
朴までは、空港からさらに一時間、約40kmほど距離があります。IMG_0300目標は「熊野古道はかへち美術館」。世界的に活躍する
建築ユニット、妹島和世+西沢立衛/SANAAが最初に手がけた建築で
川べりに立つ小さなガラス箱のような建物です。
美術館の前の道を突き当たりを右に、旧街道筋を直進。IMG_0304郵便局が見えたら分岐点はもうすぐです。
次の分岐点を見逃さないよう要注意!!IMG_0305朴1
熊野古道の標識もたくさんの三叉路です。IMG_0308山側の狭い急坂を登ります。ちょっと不安になるけど直進。IMG_0312少し開けた場所にでたら、目的地はもうすぐです。
右手に池が見える坂道の途中に朴があります。IMG_0280坂道を登ったところに大駐車場がありますので、車で大挙してくださっても大丈夫。
では明日からお待ちしています!!

2017.07.27

【8月のイベント】夏のお楽しみ市
<8月25日(金)〜27日(日)>

夏休みモードの8月ですが、今年はイベントを開催。
copse初の試み、お楽しみ市を行います。夏のお楽しみきっかけはある作家さんの「わずかでもキズがつくと作品にならない。B品市のような
イベントをしてくれれば〜」というお話しから。
ちょっとしたキズやピンホールなど、作り手の方にとっては気になるダメージも
見方によってはレアもの〜。もちろん使用上の問題もありません。
なのに捨てられるとしたら忍びない、、、と胸が痛みました。
聞けば、他の方も燃えないゴミに出している、クラフト市で販売するなど
それぞれの対処法があるようですが、悩ましい問題だと思いました。
そこで、もし喜んで買ってくださる方がいるなら
それは作られたものにとっても幸せな出会いかもしれない、ということで
今回「お楽しみ市」として開催することになりました。
お出しいただくアイテムはわけあり品のほか、
いつものラインナップにはないお手頃アイテムなどいろいろ。
しかも参加くださるのは今をときめく人気作家の方々ばかり!
どんな3日間になるか楽しみです!
*8月10日〜24日は夏季休暇をいただきます。

<夏のお楽しみ市>
8月25日(金)〜27日(日)
参加作家/阿部慎太朗、稲吉善光、安福由美子(陶)
     土屋琴、八木麻子(ガラス)
     ANDADURA(皮革)
*梱包材やエコバックをお持ちいただけましたら幸いです。

2017.07.27ガラス

【入荷情報】星耕硝子の器とグラス

夏の食卓にふさわしい星耕硝子の器が入荷しました。
ぽってりとしたあたたかみのある風合いが星耕硝子の特徴。IMG_0095ワイングラスも小ぶりで使いやすく、贈り物にも人気です。105172970麺ものメニューの多い夏に活躍する麺鉢も。
欠品していた花器も入荷。
オリジナルでお願いしている角形のシンプルなフォルムは
花が生けやすいと評判です。107303013夏の光に溶け合う色ガラスも魅力。
オンラインショップにもアップしていますので
ぜひチェックしてみてくださいね。


星耕硝子のOnline shopへ >>

2017.07.25陶器

【紀伊國展】引き続き和歌山で!

和歌山のものづくりをご紹介する紀伊國展。
無事に9日間の会期を終了しました。
会期中は関西からうわさを聞きつけ、関西からお出かけくださる方もちらほら。
さまざまな出会いに恵まれた熱い日々となりました。IMG_0041一番人気だったのはニワカヤマ工場さんの藍染の服たち。IMG_9975パンツやスカート、ワンピなど、ひとつひとつ藍染された
深く美しい色合いはもちろんですが、ユニークなデザインが多くの方をとりこに。IMG_0087G.WORKSの地元産の無垢材でつくる家具も、座り心地の良さにみなさん感動。
杉の柔らかな素材や木目の美しさなど、実際に見て触れていただいて
感じていただく意味の大きさを感じた次第です。IMG_9961こうのさんの和歌山の写真をみながら、ナギサビールを飲んでたら
和歌山に行きたくなってきた〜という方も多くて、うれしくなりました。
copseは今週から通常展示に戻りますが、紀伊國展は本拠地、和歌山に巡回します。
出張展示ならぬ里帰り展!
夏休みのご予定がまだの方はぜひお出かけくださいね。

<巡回展>
8月2日(水)~8月12日(土)*8/6(日)〜8/8(火)はお休み
場所/「田舎ごはんとカフェ 朴」和歌山県田辺市中辺路町近露203  0739-65-0694

*EAT&TALK
8月11日(金)
10時〜「和歌山のおいしいものマルシェ」
熊野のおいしいもの、おいしいものを作る人が朴の店頭に集まります。
14時〜「和歌山のモノものがたり」
本展にご参加のつくり手に、それぞれのこだわり、ものづくり背景をうかがいます。

<参加作家 敬称略 *それぞれの⭕️印から作家紹介のページにリンクできます。>
中本純也(陶)→⭕️
studio ayumq(手紡ぎ手織り布)→⭕️
G.WORKS(木工)→⭕️
ROCA(革)→⭕️
こうのさちこ(写真)→⭕️

ニワカヤマ工場(藍染め、服)→⭕️
jiji(服)→⭕️
高田耕造商店(シュロ)→⭕️
角田清兵衛商店(弁当箱)→⭕️

2017.07.14陶器

【紀伊國展】はじまりました!

紀伊國展にふさわしい猛暑のなか、無事に初日を迎えました!IMG_9907たくさんのアイテムがなんとか収まって、最後に龍神村の家具工房G.WORKSから
届いた家具を開梱したら、小さな店のなかに木の香りが充満!IMG_9932ぜいたくに無垢の杉材を使った家具は置くだけでも癒し効果抜群ですが、
「吸い込まれるくらい気持ちい〜」としばらく座り込む方もいましたよ。
今回の展示は洋服から器、小物と幅広いものづくりを通して
和歌山の魅力を感じていただければ、というもの。
みなさん楽しく悩んでくださって、とてもうれしいです!
jijiやニワカヤマ工場の洋服も、ずらりと並べて。
ニワカヤマさんはボーダーシャツが人気ですが、さまざまな藍染めの布を
組み合わせてつくる洋服もこだわりを極めて素敵。IMG_9911鳥やキノコ、石など、ROCAの皮革ブローチIMG_9908
陶芸家の中本さんからは、人気のアフガン鉢やポットも届いていますよ。IMG_9900

今回ご参加いただく方のものづくりの背景をブログにまとめました。
ご一読さらにそれぞれのものづくりへの思いを感じていただけると幸いです。
(お名前をクリックしていただけましたらご紹介ブログにアクセスします)
中本純也(陶)
studio ayumq(手紡ぎ手織り布)
G.WORKS(木工)
ROCA(革)
こうのさちこ(写真)
ニワカヤマ工場(藍染め、服)
jiji(服)
高田耕造商店(シュロ)
角田清兵衛商店(弁当箱)

明日の土曜はおいしいもの市!
明日朝、到着するアイテムが多いので、販売は12時すぎになるかもしれませんが、
こちらもぜひお楽しみにおこしくださいね!

「はるかなる紀伊國〜和歌山のものづくり」
7月13日(木)〜22日(土)*会期中無休

7月15日(土)12時〜
「和歌山のおいしいもの市」
田舎ごはんとカフェ 朴(天然酵母パン)
ナギサビール(地ビール)
シンドラー・デリカテッセン(生ハム、ソーセージ)
どれみふぁーむ温川(トマト)
カワハラ畑と田んぼ(古来種野菜)

2017.07.06そのほか

【紀伊國展】こうのさちこ(写真)

紀伊國展の最後にご紹介させていただくのは写真家のこうのさちこさん。kounoこうのさんは田辺市出身。東京でコマーシャル写真家のもとで修行をした後、
独立してフリーとして活動されていましたが子育てを機に帰郷。
選んだのは、生まれ育った海側の市街地ではなく、山に囲まれた龍神村でした。
「子供のときから虫が好きだったので、自然の中で暮らしたくて」。
そう言われれば、こうのさんの風景、たしかに虫の目線に近いかも!?2切り取る写真は、どこかはかなさをまとい、空気感に満ちています。1 (2)フライヤーに使わせていただいた山並みの写真は、
龍神村の入り口、虎が峰と呼ばれるあたりで撮られたもの。
三千六百峰と呼ばれる熊野の山々をはるか遠くまで見渡せます。1 (23)会期中はこうのさんの写真も展示、販売させていただく予定。
今回、こうのさんにご参加いただくことで
圧倒的な自然によりそう暮らしのなかから、素朴で美しいものづくりが
生まれるのだと、言葉を超えてお伝えできた気がします。
訪れたことがある方はもちろん、訪れたことのない方にも
写真を通じて和歌山の風を感じていただければ幸いです。

2017.07.06そのほか

【ご紹介】高田耕造商店(棕櫚)

海南市で棕櫚(しゅろ)の日用品を製造する「高田耕造商店」。
棕櫚とはヤシ科の常緑高木で、幹の周囲に巻き付いた皮から繊維をとり
昔から日用の道具に加工されてきました。shuro2棕櫚皮の繊維は腐りにくく伸縮性に富み、耐磨耗性に優れる天然素材。
かつてはしゅろ皮が山に
すひとの重要な収入源にもなったそう。
和歌山の特産品として棕櫚産業は栄えましたが、昭和40年代をピークに
高齢化や中国産の流入でほとんど絶えてしまいました。material02ところが最近は中国産のシュロも年々高騰し、品質が劣るように。
そこで「昔ながらの家庭日用品産業のルーツを守りたい。
棕櫚産業をもう一度復活させたい」と、高田耕造商店が中心となり、
紀州産棕櫚山再生プロジェクトをスタートさせたのです。shuro1shuro何十年と放置され、荒れ果ててしまった棕櫚山を再生するところから。
当時を知る職人たちとともに以前と同じ技法、栽培方法で製品化するまで
5年の歳月を要したといいます。130403_TLC 0889「ただ伝統産業を守りたいというだけではなく、現代に求められるものにしたい」
そんな思いで三代目を引き継ぐ高田大輔さんを中心に、国内外で展示を行うほか、
今年は世界中のインテリアブランドが集う、フランスの「メゾン・エ・オブジェ」にも
参加するなど、みずから活動を広げています。BD3C0452棕櫚のたわしは硬いイメージがありますが、紀州産はそのやわらかさが特徴。
体あらいのブラシはマッサージ効果も期待できると欠品続出の人気アイテムです。
昔ながらの身近な素材の魅力をもう一度、感じていただけましたら幸いです。

2017.07.06服飾

【紀伊國展】ROCA(皮革)

皮革で小物を手がける「ROCA」は、熊野古道にほど近い里山、
近露(ちかつゆ)のアトリエ兼ショップがあります。10308318_752697111417000_7706561573245233209_n巡回展を行う「田舎ごはんとカフェ 朴」からもすぐの場所。1491754_752697291416982_3964362248678292178_nIMG_6461ひっそりと山間に佇む古民家の奥に、自作のバッグや小物をはじめ
セレクトされたアイテムがずらりと並ぶ様子は、ちょっと感動です。roca1今回は、ブローチ類を中心にご参加いただく予定。
「Ancient Birds」の鳥型ブローチをはじめ、南方熊楠へのオマージュを込めた
菌類ブローチなど、皮革のブローチは軽くて洋服とも抜群に調和。
オリジナルの箱もかわいいので、お土産やプレゼントにも喜ばれそうです。

2017.07.06服飾

【紀伊國展】ニワカヤマ工場

「ニワカヤマ工場」は、工場と名付けていますが、日高川町の小さな藍染めの工房。
東京・青梅の藍染め工房で修行した澤口隼人さんが主宰しています。11_niwakayamaindigo3
f86b9f_82907ab94df04bd39ade4baeed14525c敷地には大きな藍甕(かめ)が二つもあり、江戸時代から伝わる
国産の藍、日本酒、石灰、灰汁を用いた「灰汁(あく)発酵建て」という技法で染めています。
ニワカヤマの特徴は染めを行うだけでなく、洋服に仕上げるところまで行っているところ。bluewhite1代表作が、ボーダーのカットソーです。
国内でも和歌山市にしかないと言われる「吊り編み機」と呼ばれる、旧式のメリヤス編み機を使って
編み上げます。糸にテンションをかけずにゆっくり編みあげるので、着心地がやわらかく、経年変化も少ないそう。8_factory10
それにしても天然染め、それも藍染めは色移りしやすいのが常識ですが、
あえて糸を染めてボーダーに織り上げるなんて、恐ろしくリスクの高い挑戦!
それでも澤口さんは色落ちしないよう工夫して、色移りを懸念する縫製工場に粘り強く交渉して無事完成!
ボーダーのコントラストに藍の色が一層美しく映える、藍染めのあらたな魅力を見出すアイテムとなったのです。26_teこのほか、綿や麻などの良質な国産生地を使用た布帛(ふはく)の洋服も展開。
生地によって異なる染まり具合を活かして、パンツやスカート、ワンピースなど、一点ものの服を手がけています。
古くて新しい、ニワカヤマの藍染めの服をぜひお楽しみにしてください!

2017.07.05木工

【ご紹介】角田清兵衛商店(弁当箱)

海南市で1850年創業の「角田清兵衛商店」は、
かつて江戸に店舗を構えたこともある紀州漆器で知られた老舗です。
ただし、戦後は漆器の低迷と海外製漆器に押され、
紀州漆器は戦後、急速に衰退しました。img_products_type-vm-005そこで、時代にあった新たな商品をと開発したのが、紀州檜(ひのき)のくりぬき弁当箱なのです。img_works_kurinuki-002この存在を知ったのはいつもcopseでおつきあいくださっている料理家のtottoさんから。
カタログのスタイリングをされたと聞いたのがきっかけでした。img_works_polish-002ライフスタイルの変化によって伝統産業の多くは厳しい時代を迎えています。
伝統を継承するだけでは、生き残りが難しい時代。
いかに現代のニーズにあったものづくりをするか、新たな挑戦が欠かせません。
そんななか、このくりぬき弁当箱は地域の潜在力を
掘り起こすという意味でも意義あるもの。
185年の歴史のなかで生き残ってきたブランドの底力を垣間見た気がしました。
img_features_urushi_001紀州塗りを施したシックなバリエーションも。
1日に10個程度しかできないというこだわりを極めながら、お手頃価格も嬉しい限り。弁当箱
檜のさわやかな香りにあふれる弁当箱は、食材も鮮やかに映え、美しい木目とともに毎日使うたびに嬉しい気持ちになります。
お弁当箱をお探しの方にはぜひおすすめしたい逸品です。

2017.07.05服飾

【紀伊國展】jiji(服・雑貨)

白浜町でオリジナルの洋服を手がけるjijiさん。
ときおりショップカードを見かけたり、webを見たときに
洗練されたデザインにただものならぬ気配を感じていました。IMG_7932念願かなってようやく訪れたとき、可憐な小山さおりさんの存在に
ちょっとほっとしたのを覚えています。
白を基調にしたショップ兼アトリエは、大きな窓から明るい光が注ぐ気持ちの良い場所。
自身が手がけた洋服やバッグをはじめ
木星社の靴下やベイラーのバッグなど、吟味したアイテムが並びます。IMG_7930色数を抑えたラインナップやハンガーひとつにまでこだわるディスブレイに
最初に感じたストイックなまでのこだわりから、美しさへのこだわりを実感しました。90e81a_bb1b65209d2b481daa0d6b48e46effd7~mv2_d_2448_3264_s_4_2デザインはいたってシンプル。
それだけに素材へのこだわりの深さはどこまでも果てしなく
copseでもお世話になっているインドを拠点に活躍するキャリコさんをはじめ
布選びも厳選されて、ラインの美しさが際立つデザインが秀逸です。IMG_9751オリジナルデザインの帆布のトートバックを使っていますが、色やフォルムが抜群で
バッグをプラスするだけでオシャレ度がアップする感じ。
こんな辺境の地で(ごめんなさい)、これほどセンスあふれるものづくりをされている方が
いるということに驚きつつ。
美しいビーチやパンダで知られる白浜の、見逃せない隠れた名所だと思っています!

2017.07.05木工

【紀伊國展】G.WORKS(木工)

菅野さん、中本さんに続き、G.WORKSさんも龍神村在住。izumi2-1psd-768x509主宰の松本泉さんは、、会社員を経て生まれ育った龍神村にIターンして
地元産の木で家具や小物を制作しています。
スギは高温多雨で寒暖の差が激しい気候が適しているといわれますが龍神村はまさに最適の環境。
山の厳しい気候に耐え、じっくりと育った良質の杉が豊富に揃います。
松本さんが得意とするのが椅子で、
ロッキングチェアーからスツールまでデザインも豊富。椅子たとえばこのKOSHIISUは、腰を支える背もたれに厚みを持たせ
やわらかな杉材が体をやさしく包み込むようなデザインにするなど、
素材の魅力を見事に生かして制作されているのです。f_ba01また地元の魅力を伝えるべく、ショールームのようなギャラリーでは
地元周辺の作家の作品も紹介。
今回「紀伊國展」にご参加いただく作家の作品もちらほら。
レベルの高いクラフト作家のものを紹介する場所は意外とないので、
地域のアンテナショップ的な貴重な存在となっています。
龍神村に立ち寄ることがあれば忘れずG.WORKSを訪れてくださいね。

2017.07.05そのほか

【紀伊國展】菅野あゆみ(織)

「はるかなる紀伊國〜和歌山のものづくり」展、
参加くださる方のご紹介は、studio ayumqの菅野あゆみさんIMG_7910菅野さんは大阪生まれ。大学卒業後、就職するイメージが持てず
住処を探す旅の末にたどり着いたのが龍神村だったとか。
「住みやすそうだったから」と、その時のことをお話しされますが
コンビニすらない山深い土地を、20代で選ぶとはなかなかのツワモノ。IMG_7914IMG_7902
移り住んでしばらくしたとき、近所のおばあさんから綿の種をもらったのが織に出会うきっかけ。
「畑に植えてみたら、ワタが弾けて。その美しさと温かさに心踊りました。
わずかながら収穫したワタを、なんとか自分の手でカタチにしたいと、
糸車を手に入れ、色んな人を訪ね、本を読んだりして、紡ぎや織りについて少しずつ学びはじめました」。
同時に、ガンジーの自叙伝書から「自分たちが着るものは自分たちで作る」という
自立の思想に希望を感じ、みずからの手を動かし、ものをつくって暮らしたいという思いで
2003年、studio ayumq(スタジオ アユンク)として活動をはじめました。
以来、名だたるクラフトフェや各地のイベントなどにも参加。IMG_7911糸車で紡いだ空気をふくんだ糸から紡いだ織りは
村に吹く風をぎゅっと閉じ込めたようにあたたかで心地よく
素朴ながら洗練を感じます。
今回はストールをはじめコースターなど小物もご用意くださる予定。
楽しみにしています!

2017.07.05陶器

【作家紹介】中本純也(陶)

中本純也さんは大阪生まれ。大学時代に陶芸を学び、海外などで
修行をした後、2000年に田辺市龍神村に築窯します。IMG_6927山腹に立つ住まい兼工房を訪れると、入り口に迎えるのは大きな薪窯と
ずらりと並ぶ薪のストック。
「薪の割り方も大事なんです。割り方ひとつで燃え方が変わるから」とのこと。
飄々とした雰囲気とは裏腹に、中本さんは熱きこだわりの人なのです。IMG_6926IMG_6929薪窯はもちろん、住まい兼工房もみずからの手でつくりあげた
その暮らし方にまず圧倒されます。IMG_6941はじめてうかがった夏の日、周囲の山々を見渡す庭先で、
菜園の植物がのびのびと葉を広げて軒下のテーブルに心が和みました。
並ぶ器はもちろん中本さんの作品。IMG_6935ぽってりとしたポットやおおらかな大皿、真っ白な器がどんな食材も美味しく見せて、
テーブルをぱっと華やかに彩ります。
以前は南蛮焼締めを手がけていた中本さんは、白磁をつくるようになっても
「土味を感じられる器にしたい」というのがコンセプト。
しかも、日常の道具として使ってもらえるものにしたいからと、定番を設けず、
扱う店のテイストやテーマにあわせて常に使う人を思い浮かべながら、ものづくりを行うのだそう。IMG_6928シンプルながら使うたびじわじわ魅力を発揮する、不思議な存在感。
独特の厚みのあるぽってりとした、懐かしくも斬新な白磁。
シンプルを極めながら、一度手にすると忘れられない圧倒的な個性。nakamoto
中本さん独自の器の魅力をなかなか言葉で表現するのは難しいのですが、
一度使ってみれば、唯一無二の魅力を感じていただけるはず。
懐深く、どんな料理や場所にも溶け込み、暮らしを支えてくれる力強い器です。

2017.06.30

【夏の企画展】はるかなる紀伊國

和歌山のものづくりを紹介する展示を、7月にコプスで
8月に和歌山に出張して行います。
和歌山ってどこ??と言われそうですが、紀伊半島の西側。
海岸まで険しい山が迫る荒削りなこのエリアは、
昔から〝陸の孤島〟と呼ばれる愛すべき我がふるさとです。1 (2)この僻遠の地に、わざわざたどり着き、
ものづくりをする人が少しずつ増えていることを知りました。
最初の出会いは陶芸家の中本純也さんでした。
やがて、織りや木工などさまざまなものづくりの方と
巡り会うにつれ、「どうしてこんな場所で!?」という疑問は次第に
圧倒的な自然によりそう暮らしとともにものづくりがあるという
手仕事本来のあり方に気づかされるきっかけとなりました。
おおらかな大地から生まれる、味わいに満ちた暮らしの道具を通じて、
和歌山の魅力に触れていただけましたら幸いです。
*8月に和歌山県田辺市にて巡回展を行います。

<参加作家 敬称略 *それぞれの⭕️印から作家紹介のページにリンクしています。>
中本純也(陶)→⭕️
studio ayumq(手紡ぎ手織り布)→⭕️
G.WORKS(木工)→⭕️
ROCA(革)→⭕️
こうのさちこ(写真)→⭕️

ニワカヤマ工場(藍染め、服)→⭕️
jiji(服)→⭕️
高田耕造商店(シュロ)→⭕️
角田清兵衛商店(弁当箱)→⭕️

はるかなる紀伊國〜和歌山のものづくり
7月13日(木)~7月22日(土)*会期中無休

*イベント
7月15日(土)
和歌山のおいしいもの市/田舎ごはんとカフェ 朴(天然酵母パン)、ナギサビール(地ビール各種)、シンドラー・デリカテッセン(生ハム、ソーセージ)、どれみふぁーむ温川(トマト、トマト加工品)、カワハラ畑と田んぼ(古来種野菜)など

<和歌山で巡回展をおこないます!>
8月2日(水)~8月12日(土)*8/6(日)〜8/8(火)はお休み
場所/「田舎ごはんとカフェ 朴」和歌山県田辺市中辺路町近露203  0739-65-0694

*EAT&TALK
8月11日(金)
10時〜「和歌山のおいしいものマルシェ」
熊野のおいしいもの、おいしいものを作る人が朴の店頭に集まります。
14時〜「和歌山のモノものがたり」
本展にご参加のつくり手に、それぞれのこだわり、ものづくり背景をうかがいます。

2017.06.22

【紀伊國展】棕櫚のほうきづくり
<7月14日(金)、15日(土)>

国内で唯一純国産の棕櫚(シュロ)製品をつくる
高田耕造商店三代目、高田大輔さんがご来店くださり
紀州産のシュロで小さなほうきづくりをご指導くださいます。008A5712
棕櫚を束ねて、好きな色の糸でまとめていきます。
国産の棕櫚はやわらかさが特徴。触れているだけで気持ちいいですよ。008A5551ハンディサイズのほうきはテーブルやデスク、パソコンの掃除に活躍。
ぜひ棕櫚や和歌山の話をうかがいながら、ほうきづくりに挑戦してくださいね!

<棕櫚のほうきづくり>
7月14日(金)、15日(土) 11時〜/13時〜/15時〜 
各定員5名 参加費3200円 

2017.06.21

【7月のマンスリー講座】ラベンダーのスワッグ
<7月21日(金)>

ドライフラワーグリュの7月のマンスリー講座は
ラベンダーのスワッグです。
フレッシュなラベンダーを使ってスワッグをつくります。
さわやかな香りはもちろん、
ラベンダーの香りは虫除けにも効果を発揮するそう。
香りに包まれながらリフレッシュ&リラックスしませんか。
IMG_2973
<ラベンダーのスワッグ>
7月21日(金)10時〜
参加費 4200円

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